【養液栽培】遮光剤とトラップテープ、誘引具、微生物資材

養液栽培は、季節や天候に関わらず安定した収穫を見込めます。しかし、より成功率を高めるためには、遮光剤などの資材アイテムをさらに活用するのがおすすめです。こちらでは、遮光剤やトラップテープ、誘引具、微生物資材についてご紹介いたします。

遮光剤、トラップテープ、誘引具について

青空とビニールハウス

光は熱線(NIR)と光合成に必要な光(光合成有効放射光線:PAR)があります。熱線(NIR)が多い夏は、施設内を高温にしかねません。そこで、出番となるのが遮光剤です。

石灰質が含まれたもの:Q3ホワイト

石灰の膜で光を遮るタイプになります。安価であり、使用期間の融通も利きますが、光合成に必要な光PARはある程度犠牲になります。ハウスが白くなっているのがこのタイプです。

雨の日でも光が入る:T-74(旧名トランスフィックス)

石灰は含まれていませんが、ハウスはやや白くなります。ただし雨の日は、雨粒のレンズ効果でハウス内に約80%の光を通します。長期間持続しますが、剥離剤がありませんので、台風など雨が多い地域向きです。

高機能性タイプ:Qヒートと拡散コーティング剤のDグリー

熱線をカットし、光合成に必要な光PARを極力ハウス内に取り込みます。それにより、ハウス内の温度を下げることができます。さらにDグリーは入射光を乱散光にし、ハウス内に影をつくらず、まんべんなく植物に光を与えます。ただDグリーはやや溶けにくいので、作業中も攪拌が必要です。

遮光剤は、タンクと動力噴霧器があれば散布できます。ただし作業中はタンク内の混合液をよく攪拌することが大事です。残ってしまった遮光剤を取り除くには、剥離剤リムービットがあります。(T-74を除く)

合同会社農業技術研究会では、状況に合わせた遮光剤を取り扱っています。内容に合ったものをご提案させていただきます。ぜひとも一度ご相談ください。

 

 

どんなに注意しても、ハウス内に虫が発生することはあります。そのために農薬を使用せずに、物理的に捕虫するものとしてトラップテープとトラップシートがあります。色で誘引し、粘着させるのが特徴です。黄色は主にコナジラミ、青はスリップス類になります。

ただし、有益昆虫の蜂がつかまることはほぼありません。これは、カラーマトリックスによるものです。ロールはUVカット仕様なので、栽培中に切れることはありません(ただし、高温の金属に触れて切れることがあります)。シートは1枚ずつ使用できる剥離紙がついていますので、残っても保存ができます。

 

自立しない植物を吊り上げ、効率よく収穫を行うのがフックです。トマトなど果実がなる植物を効率よく栽培、収穫するには、吊り上げて実の取りやすい高さに調整する必要があります。誘引紐(当社品は網目状で伸びない)のほかに、HDフック、Oフック、Vフック、そして日本の低いパイプハウスでも使用できるバトーボビンを用意しています。紐のカラー(品種ごとに区別)、長さの希望(10cm単位で可能)も選択できます。

HDフックは通常15mですが、ミニトマト用は18mをおすすめしています。紫外線カットの紐を使用し、強度も業界一(1/1000)のものを使っていますので栽培途中で切れることはありません。

 

微生物資材を使う時のポイント

ポイント

微生物資材を利用する場合は、まずどのような名称の微生物なのかという点や、利用することによってもたらされる効果、どのような環境に適しているのかをあらかじめチェックしてから利用するのがおすすめですが、合同会社農業技術研究会の取り扱う「スイーパー」「大地の力光」はその心配はいりません。どの作物にも使えます。

特徴は、有用菌を生きたままバランスよく配合していることです。微生物資材は、どちらかと言うと、土耕栽培向けではありますが、養液栽培でも効果は発揮します。特に「大地の力光」は、アミノ酸:ペクチンを配合していますので、アミノ酸をつくる工程をショートカットし、余分なエネルギーを実の充実に充てることができます。

ただし、生きた菌にしておくため、そのまま使用するとドリッパーや潅水チューブを詰まらせる可能性があります。何度か濾して発送していますが、再度濾過してからタンク内にいれるか、葉面散布を行うなどの注意が必要です。天候が安定しない時期に使用すれば、実の成長、充実(糖度アップ)を実感でき、成り疲れを軽減することで長期にわたっての収穫も可能です。

どんな植物にも使用できる微生物資材、「スイーパー」「大地の力光」を販売しています。ぜひお試しください。

 

注意点を押さえて効率よく作物を育てよう

遮光剤では、塗布してから効果の持続期間や、光の入り方などに差異が発生することをご紹介しました。ハウス、地域、作物に合ったものを活用することで、光から得られるエネルギーを上手に使用することができます。

トラップテープ、トラップシート、誘引具の使用は、効率よく作業ができ、負担を軽くします。ハウスに合わせた資材の選択をしましょう。微生物資材を活用する場合は、作物や土壌環境に合ったものを利用しましょう。当社品は、土耕栽培だけでなく、養液栽培でも同じように利用できます。

合同会社農業技術研究会では、養液栽培に必要な資材、肥料をご紹介しています。お気軽にご連絡ください。

養液栽培についてもっと詳しく

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古代微生物群、光合成細菌等の有用菌を含有する資材グラビトンシリーズの「グラビトン スイーパー」、アミノ酸配合の「グラビトン 大地の力 光」を販売しております。

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