〒960-0101 福島県福島市瀬上町東町1-5-8
土壌栽培と同じように、養液栽培にもたくさんの用語が存在します。養液栽培でよく利用される用語を知り、快適な養液栽培を行いましょう。
養液栽培とは、作物の生育に土を用いず、水に肥料を溶かした液状肥料を与えて栽培する方法です。
こちらでは、養液栽培でよく利用される用語を紹介します。
土を使わず、肥料が含まれている溶液が溜まった栽培ベッドで栽培する方式です。他の遂行栽培方式と比べ養液の量が多く、培養液中に根をすべて浸すことで培養液中にある酸素を吸収します。
静置法と呼ばれる水耕栽培方式です。根の一部のみを液体肥料に触れさせ、酸素は空気中から取り込みます。そのため、ポンプや循環装置などは使用しません。根が一部しか培養液に触れないため、根腐れがおきにくいのが特徴です。
緩やかな傾斜を持つ平面上に培養液を薄く流下させる方式です。DFT湛液水耕とは異なり水深が浅いのが特徴で、空気中の酸素を吸収します。少量の培養液を循環させるだけなので、小規模な設備で行うことが可能です。
培養液中の溶存酸素濃度を増加させるための空気混入器です。空気を循環させる際に空気を混入させます。培養液中から酸素を吸収するDFT湛液水耕などに用いられます。
培養液中に溶解している酸素濃度のことです。培養液の中にある酸素溶解度は小さく、最大でも1Lに10mgしか溶けません。また、液温が高いほどより溶けなくなります。
電磁石などを利用し、培養液の送水や止水を制御するものです。
養液栽培に用いる水のことです。通常は、浄水や井水が使用されます。ECや炭酸濃度が高い原水を使用する場合、砂ろ過装置などによる純化を行う必要があります。
異なるサイズの砂を用いた砂の層に透水させる、緩速砂ろ過システムです。今後は培養液の除菌に用いられる可能性があります。
天井から吊り下げた栽培ベッドで栽培する方式です。養液栽培に地面の水平は必要なく、目線の高さに収穫物を持ってくることが出来るため、収穫の負担が少ないのが特徴です。
培養液中にある全溶質の濃度を占める用語です。電気の通りやすさを示し、溶けているイオンの量が多ければ多いほどEC値が高くなります。
parts per millionの略で、100万分の1を表す指標です。濃度を表すのに用いられます。
養液中の水素イオン濃度を1~14の常用対数で表したものです。pH7を中性とし、それ未満を酸性、それ以上をアルカリ性としています。
養液栽培には電気を使用するため、普段なじみのない用語がたくさんあります。知っておくことで養液栽培をより知ることが出来るでしょう。是非参考にしてみてください。
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